- 2025/10/30 掲載
ボーイング「777X」、納入を27年に延期 損失計上50億ドル
[29日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングは、次世代大型旅客機「777X」の納入開始時期を2027年に先送りすることを決定した。この遅延による損失計上額は約50億ドルに上る。
「777X」は、これまで「747」と「777」型機を主流としたボーイングの長期的なワイドボディ機戦略の中核を担っていた。同社は当初、「777X」の引き渡しを26年に開始する見込みとしていたものの、度重なる認証作業や生産の遅延により、13年の計画立ち上げ時の想定よりすでに6年遅れとなっていた。
オルトバーグ最高経営責任者(CEO)は先月、認証に向けて「山のような作業」が残っていると述べたものの、新たな技術的問題は確認されていないとしていた。
ボーイングの株価は序盤の取引で、約3%下落している。
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