- 2025/10/30 掲載
欧州中銀、金利据え置きへ=3会合連続、当面は様子見か
【ブリュッセル時事】欧州中央銀行(ECB)は30日、ユーロ圏の金融政策を協議する定例理事会を開く。物価上昇率が目標の2%近辺で推移し、景気も底堅さを示す中、3会合連続で政策金利を据え置く公算が大きい。
政策金利の一つで、民間銀行がECBに資金を預ける際に適用する中銀預入金利は2.00%に維持される見通し。エネルギー価格の低下や賃金上昇の鈍化を背景にインフレ圧力が弱まる一方、米欧の関税合意で不確実性が和らぎ、景気も堅調に推移している。ユーロ高やフランスの財政悪化といった懸念材料もある中、ECBは経済の先行きを慎重に見極める構えだ。
【時事通信社】 〔写真説明〕欧州中央銀行(ECB)本部=ドイツ・フランクフルト(EPA時事)
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