- 2025/10/31 掲載
スイス中銀理事「短期的デフレは容認」、現行の拡張的政策は適切
[バーゼル 30日 ロイター] - スイス国立銀行(SNB、中央銀行)のペトラ・チュディン理事は30日、同国のインフレ率が短期間0%を下回ったとしても、中銀はそれを容認できるとの見解を示した。バーゼルで開かれたイベントで発言した。
チュディン氏は「原油価格の急落といった何らかの短期的なショックがあっても、他に深刻な問題がなければ、インフレ率が一時的にゼロを下回っても問題にはならない」と述べた。
また、SNBが0─2%を目標とするインフレ率について、「インフレ予測を見れば、インフレ率がこの範囲内にきちんと収まっていることがはっきりと分かる」と指摘。中銀の拡張的金融政策は現時点では適切との見方を改めて示した。
SNBの予測では、インフレ率は2028年前半まで目標範囲内に入るとされている。
また、低インフレの継続を防ぐため、中銀は必要に応じて金利をゼロ以下に引き下げると言及。この措置は過去にも効果を発揮してきたと述べた。
さらに、ドルは流動性の高さから、投資にとって極めて重要との見解も示した。
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