- 2025/10/31 掲載
都区部コアCPI、10月は+2.8%に加速 水道料の無償化終了で
Takahiko Wada
[東京 31日 ロイター] - 総務省が31日に発表した10月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は、前年比2.8%上昇した。伸び率は前月の2.5%から拡大した。都が実施していた水道基本料金無償化の終了で水道料が前月の前年比34.6%下落から一転、横ばいとなり、指数を押し上げた。
コアCPIの伸び率はロイターがまとめた民間予測の2.6%を上回った。
コアCPIの伸び加速には宿泊料も寄与した。宿泊料は8.5%上昇で、前月の5.8%上昇を上回った。強いインバウンド需要が引き続き押し上げ要因となっている。
一方、生鮮食品を除く食料は6.7%上昇となり、前月の6.9%上昇を下回った。伸び率の鈍化は2カ月連続。昨年来、伸び拡大をけん引してきた品目の伸び率が縮小している。コメ類は40.0%上昇、チョコレートは36.6%上昇で、依然高水準ながら前月を下回った。
コア対象522品目のうち、上昇は356、下落は104、変わらずは61、非調査対象が1。上昇品目は前月の365を下回った。
総合指数は前年比2.8%上昇し、伸びは前月の2.5%上昇から拡大。生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数(コアコアCPI)も2.8%上昇で、こちらも前月の2.5%上昇から加速した。
*この記事はこの後更新します。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR
 
                    
