- 2025/11/04 掲載
 
マイクロソフト、米国の輸出承認でNVIDIA製AIチップをアラブ首長国連邦へ出荷へ
米トランプ大統領がUAEと合意したアブダビAIデータセンターキャンパスを推進
ビジネス+IT
                    この許可は、UAEにおけるAI・データセンター展開という同社の中東戦略における重要な進展となる。Microsoft 副会長兼社長のブラッド・スミス氏は、同社がトランプ政権下で初めてUAEへのNVIDIA製AIチップ出荷ライセンスを9月に取得したと述べた。
この許可の対象にはNvidiaの「A100」「H100」「H200」、さらに「GB300」などのGPUが含まれており、マイクロソフトによれば21,500枚相当のA100系チップの蓄積に加え、今回の許可ではさらに60,400枚相当のA100を含むものが含まれているという。
この出荷枠は6万枚超のチップを含み、対象にはGB300 Grace?Blackwellとされる最先端モデルも含まれている。
背景には、UAEが5月に米トランプ大統領との会談の中でアブダビにAIデータセンター・キャンパスを設立する合意をしていたことがある。
ただし、許可条件には米国の安全保障上の制約が設けられており、施設の運用が米国拠点のクラウド事業者の管理下であること、輸出先施設で制限国出身者のアクセスを排除・監視することなどが報じられている。
今回の許可を通じ、マイクロソフトはUAEにおけるAIデータセンター拡張に15.2?億ドル超(2023~2029年期間)を投資する計画と合わせ、中東地域でのクラウド・AI基盤構築を加速させている。
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