- 2025/11/05 掲載
仏検察、中国系オンライン通販各社を捜査 性玩具販売への苦情申し立て受け
[パリ 4日 ロイター] - フランス・パリの検察当局は4日、未成年者による性的コンテンツへのアクセス容認をはじめとした規制違反の疑いで、中国系小売りプラットフォームのSHEIN(シーイン)とTemu(テム)、アリエクスプレス、ウィッシュを捜査していると明らかにした。
シーインは5日にパリ中心部の百貨店BHVに初の常設店を開く予定。ただ、オンラインのマーケットプレイスで子どもを模した性玩具が販売されていることを消費者当局が確認したことから、レスキュール経済・財務相がシーインを国レベルで規制する可能性を示唆した。
パリ検察当局は消費者当局から苦情の申し立てを受け、この件を国の児童問題担当機関に委ねた。検察当局によると、中国系小売りプラットフォーム各社は暴力的またはわいせつな、品位を傷つける内容のメッセージを拡散した疑いで捜査対象になっており、有罪となった場合には最大3年の禁錮と7万5000ユーロ(約8万7465ドル)の罰金が科される。 さらにシーインとアリエクスプレスは未成年者のポルノ的な画像などを拡散した疑いでも捜査対象となっており、最大5年の禁錮と7万5000ユーロの罰金が科される可能性があるという。
シーインのフランス担当広報担当者は4日、RMCラジオに対し、現在販売を禁止している人形の販売業者や購入者の情報提供など捜査に協力するために全力を尽くすと語った。
アリエクスプレスはロイターに、同様の出品物はサイトから削除されており、プラットフォーム規約違反の販売者は処分を受けると述べた。
テムの広報は、同社に対する告発は未成年者が同社のプラットフォーム上の特定の製品にアクセスしたことに関連していると述べた。
ウィッシュはコメント要請に応じていない。
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