- 2025/11/05 掲載
中国サービス部門の民間PMI、10月は3カ月ぶり低水準 海外受注減
[北京 5日 ロイター] - レーティングドッグ/S&Pグローバルが5日発表した10月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は52.6に低下し、3カ月ぶりの低水準となった。海外からの受注減少が内需改善を相殺した。
景況改善・悪化の分岐点となる50を上回ったが、前月の52.9から低下した。
新規事業の伸びが加速した一方で、新規輸出事業は4カ月ぶりに縮小。調査回答者は世界の貿易を巡る不確実性に言及した。
レーティングドッグの創業者ヤオ・ユー氏は「雇用縮小の継続と利益率への圧力が、民間セクターが引き続き直面している主な制約だ」と述べた。
生産能力への圧力が緩和する中、人員削減ペースが加速。また、原材料費と賃金コストの上昇により、投入コストは1年ぶりの高水準に上昇した。ただ、競争が激化する中、企業がコスト上昇分を吸収したため販売価格は下落した。
1年先の見通しに関するセンチメントは引き続きプラスだったが、小幅に低下した。世界の貿易見通しや競争激化への懸念が要因となった。
製造業とサービス部門を合わせた総合生産指数は前月の52.5から51.8に低下した。
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