- 2025/11/06 掲載
米ロビンフッド、第3四半期利益は予想超え 個人投資家の取引活況
[5日 ロイター] - 米金融サービスのロビンフッド・マーケッツが5日発表した第3・四半期の利益は5億5600万ドルと、前年同期の4倍近くに膨らんだ。1株利益は0.61ドルで、LSEGがまとめた市場予想の0.53ドルを超えた。
金融市場にはバブル懸念も浮上しているが、個人投資家が強気を維持し、株式や暗号資産(仮想通貨)、オプションなどの取引が活発化したことが背景にある。
ジェーソン・ウォーニック最高財務責任者(CFO)は「当社の顧客は比較的年齢が若く、長期的な視野を持つ傾向がある。当然ながらより成長型の銘柄に引き寄せられるが、彼らはかなりの思慮深さを備えている」と指摘した。
取引ベースの収入は2倍超の7億3000万ドル、株式関連収入も132%増、仮想通貨とオプション関連収入はそれぞれ300%と50%の伸びとなった。
ウォーニック氏によると、第4・四半期序盤の10月も株式やオプション、予測市場、先物の月間売買高が記録的水準だったという。
ザックス・インベストメント・リサーチの株式ストラテジスト、デービッド・バートシアク氏はロビンフッドについて「(単なるネット証券会社から)フィンテックの巨人に変身しつつある」と指摘した。
ロビンフッドは、ウォーニック氏が来年CFOを退任すると明らかにした。7年余りCFOを務めてきた同氏は来年第1・四半期中に引き継ぎを終え、9月1日まで戦略アドバイザーの地位に就く。後任にはシブ・バーマ氏が指名されている。
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