- 2025/11/21 掲載
BNPパリバ、中核的自己資本比率目標引き上げ 27年までに13%
[20日 ロイター] - 仏大手銀行のBNPパリバは20日、普通株式等Tier1(CET1)比率を2027年までに13%にするとの目標を発表し、わずか2カ月前に示していた12.5%から目標を引き上げた。投資家を安心させ、一部の欧州のライバル銀行との差を縮めることが狙いだ。
目標引き上げについて、グループ収益力の向上、リスク加重資産の緩やかな増加、非戦略的事業の迅速な売却を反映したと説明した。
BNPの株価は今年19%上昇しているが、STOXX欧州600銀行指数は62%上昇、ソシエテ・ジェネラルの株価は倍以上になっている。こうした中、ジャンローラン・ボナフェ最高経営責任者(CEO)は行動を起こすよう圧力を受けている。
目標引き上げによりBNPはライバルと並ぶことになる。ドイツ銀行は中核的自己資本比率を28年までに13.5─14%にすることを目標としており、ソシエテ・ジェネラルは26年までに13%程度にするとしている。
BNPはまた、欧州中央銀行(ECB)から11億5000万ユーロ(13億2000万ドル)の自社株買いプログラムの実施許可を得ており、11月末までに開始する予定だとした。
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