- 2025/11/25 掲載
ノボの治験、アルツハイマー病への効果示されず 経営に打撃の可能性
今回の試験薬は錠剤の「リベルサス」で、2型糖尿病に関してのみ、承認されている。ノボの糖尿病薬「オゼンピック」と肥満症薬「ウゴービ」の有効成分であるセマグルチドといったGLP-1受容体作動薬が、アルツハイマーの病状進行を遅らせる可能性を示すかどうかが注目されていた。
ノボの株主であるストアブランド・アセット・マネジメントのポートフォリオマネージャーはロイターに「2年で試験が中止されたことは、セマグルチドがアルツハイマー病の進行を遅らせる効果が実質的にないことを示唆している」との見解を示した。
ノボの最高科学責任者のマーティン・ホルスト・ランゲ氏は声明で「セマグルチドはアルツハイマー病の進行を遅らせる効果は示さなかった。ただ、セマグルチドを支える広範な証拠は、2型糖尿病や肥満、関連する併存疾患を持つ人々に引き続き利益をもたらす」と述べた。
今回の結果を受けて、アナリストはノボのアルツハイマー病治療薬開発に対し、懐疑的な見方を強めた。UBSはこれまで、成功の可能性が10%と予想していた。一方、ノボの株価が一時10%程度下落したことに関しては「過剰反応」との声もあった。
米国で承認されているアルツハイマー病の治療薬は2種のみで、いずれも点滴や注射が必要で、副作用を引き起こす可能性がある。世界で5500万人以上が認知症に関する悩みを抱えている。
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