• 2025/11/27 掲載

米ヘルスケアAIスタートアップ「Function Health」がシリーズBラウンドで2億9,800万ドルを調達

血液検査や医療データを統合して解析する医療AI基盤「Medical Intelligence Lab」の構築も発表

ビジネス+IT

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米ヘルスケアAIスタートアップFunction Healthは、シリーズBラウンドで2億9,800万ドルを調達し、企業価値は25億ドル(2.5 Bドル)に達した。これにあわせ、血液検査や医療データを統合して解析する医療AI基盤「Medical Intelligence Lab」の構築を発表している。
このラウンドには Redpoint Ventures のほか、a16z、Aglae Ventures、Alumni Ventures、および投資家として著名人や著名VC が名を連ねており、これまでの累計調達額は約3.5 億ドルに達した。

Function Healthはこれまで、定期的なラボ検査サービス、血液検査、医療画像、身体データなどを通じてユーザーの健康状態を追跡するサービスを提供してきた。同社によれば、こうした膨大な健康データは分散・断片化しており、個人が有効に活用できていないという課題があった。

今回、Function Healthは「Medical Intelligence Lab」を立ち上げ、ユーザーの過去の検査結果、医師の診断記録、画像データ、ウェアラブル情報、そして医学文献や研究データを含む複数ソースをAIに学習させ、個別最適化された健康インサイトと行動指針を生成することを目指す。AIモデルのトレーニングには医師が関与し、AIによる出力の臨床的妥当性を担保するという。ユーザー向けには、健康データに基づき質問に答えるチャットボットも提供される。

また、Function Healthはすでに2023年以降、検査数で5,000万件以上を実施。検査の利便性拡大のため、同社会員は米国内2,000を超える「Quest」拠点でラボ検査を受けられるという。画像診断(MRIなど)を含む「Function Scans」サービスは米国内130拠点で展開されており、年内に200拠点まで拡大予定としている。

これらを踏まえ、Function Healthは単なるウェルネスアプリや健康管理サービスではなく、データ主導かつAIを活用した「次世代の医療プラットフォーム」を構築することを狙っており、今回の大型資金調達はその実現に向けた重要なマイルストーンと位置づけられている。

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