英主要金融機関、ストレステストをクリア＝中銀

Phoebe Seers　Tommy Reggiori Wilkes

[ロンドン ２日 ロイター] - イングランド銀行（英中銀）は２日、ストレステスト（健全性審査）を実施した国内７大金融機関について、深刻な世界的景気後退、金融市場の大幅な下落、金利の急上昇に耐えられるだけの資本を有しているとの結果を発表した。

対象となったのはバークレイズ、ＨＳＢＣ、ロイズ・バンキング・グループ、ナットウエスト・グループ、サンタンデールＵＫ、スタンダード・チャータード、ネーションワイド。合計で英実体経済への融資の７５％を占めている。

参加した全ての銀行が規制上の最低要件を上回っており、自己資本を強化する必要が生じた金融機関はなかったという。発表されたデータによると、ストレステスト後の資本状況はスタンダード・チャータードとバークレイズが最も低く、ネーションワイドが最も高いパフォーマンスを示した。

英中銀は通常、１年おきに銀行のストレステストを実施している。