- 2025/12/03 掲載
エアバス、今年の納入目標引き下げ 主力機で部品不具合
主力機「A320」シリーズの胴体パネルの品質問題が理由。
A320は10月に米ボーイングの「737」を抜き、史上最も多く納入された機種となっていた。
エアバスはA320の胴体パネルに品質上の問題が見つかったとして、数百機の点検を実施する準備を進めているが、ロイターが確認した航空会社向けの資料によると、広範囲にわたるA320の胴体パネルに不具合が見つかった。影響を受けている機体の約40%は、まだ組立ライン上にある。
問題の部品は、セビリアを拠点とするソフィテック・エアロが行ったストレッチ加工とフライス加工の工程で厚みが不正確になっていた。
同社のギヨーム・フォーリ最高経営責任者(CEO)は2日、ロイターに対し、胴体パネルの問題で11月の納入も影響を受けたと述べた。業界関係者によると11月の納入は72機で、当初見込みを下回った。
エアバスは先月、A320シリーズで飛行制御機能に不具合が起きる可能性があるとして、航空各社にソフトウエアの即時変更を要請していた。
同社は3日、25年の財務目標に変更はないと表明した。
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