- 2025/12/04 掲載
米11月ISM非製造業指数、52.6とほぼ横ばい 価格高止まり
[ワシントン 3日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が3日発表した11月の非製造業総合指数は52.6と、前月の52.4からほぼ横ばいとなった。支払い価格が高止まりする中、雇用は依然として低調に推移した。
ロイターのエコノミスト調査では52.1への低下が予想されていた。
第4・四半期中盤の経済活動が堅調に推移していることを示唆するものの、エコノミストらは、経済活動は高所得世帯によってけん引されていると指摘。低所得世帯は、関税措置による物価上昇の影響を不均衡に受けており、「上下」の分断が進む「K字型経済」が進行している。
新規受注指数は52.9と、前月の56.2から低下した。受注残は依然として低水準にあるものの、減少ペースは大幅に鈍化した。
支払い価格指数は65.4と、前月の70.0から低下したものの、依然として高水準にあり、インフレ率が米連邦準備理事会(FRB)の目標である2%を当面上回る可能性を示唆した。
雇用指数は48.9と、前月の48.2から上昇したものの、6カ月連続で拡大と縮小の分岐点となる50を下回った。
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