- 2025/12/04 掲載
手のひらにAIロボ=「ぬい活」背景に人気上昇
手のひらサイズの人工知能(AI)ロボットに注目が集まっている。ぬいぐるみとの写真撮影などを楽しむ「ぬい活」ブームを背景に、見た目のかわいらしさやどこでも持ち運べる手軽さ、まるで心が通い合うような高度なコミュニケーション機能が受け、市場は盛り上がりを見せつつある。
東京・渋谷のカフェで11月下旬、ミーアキャットを模したシャープのAIロボ「ポケとも」の発売前イベントが開かれた。「持ち歩いて一緒に写真を撮ったり、SNSにアップしたりできる」と開発担当者。20代の女性会社員は「デザインを見た瞬間に買おうと思った」と興奮気味だ。
ポケともは12月5日発売で、価格は直販サイトで3万9600円。センサーで利用者の顔や声を認識し、話し掛けることで会話の傾向を学習。スマホと連動させれば好きな呼び名も設定できる。
柔らかい毛で覆われたカシオ計算機のペット型ロボット「Moflin(モフリン)」は、利用者の声や触り方に応じて400万通りを超える反応を返してくれる。昨年11月、公式サイトでは5万9400円で販売を開始し、1年で約1万体を売り上げた。
今年11月の「生誕祭」イベントには約70人が参加。12月中旬には専用バッグやステッカーなどのグッズも発売予定で、広報担当者は「住宅環境やアレルギーでペットを飼えない人のニーズも伸びている」と話している。
【時事通信社】 〔写真説明〕シャープの人工知能(AI)ロボット「ポケとも」を手に持つイベント参加者たち=11月21日、東京都渋谷区 〔写真説明〕シャープの人工知能(AI)ロボット「ポケとも」=11月21日、東京都渋谷区 〔写真説明〕カシオ計算機のペット型ロボット「Moflin(モフリン)」(同社提供)
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