- 2025/12/04 掲載
NY市場サマリー(3日)ユーロが対ドルで7週間ぶり高値、株続伸・利回り低下
主要通貨に対するドル指数は0.45%安の98.85。一時、10月29日以来の安値となる98.82まで下落した。 米ADPリサーチ・インスティテュートが発表した11月の全米雇用報告によると、民間雇用者数は3万2000人減と、予想外に減少した。次期FRB議長の最有力候補に浮上しているホワイトハウスの国家経済会議(NEC)のハセット委員長が追加利下げを推し進めるとの見方から、ドルはここ数日下落基調にある。
<債券> 国債利回りが低下した。11月の民間部門雇用者数が予想外に減少したことから、労働市場の弱さへの懸念が強まり、来週の米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測が固まったためだ。午後の取引では、指標となる10年債利回りは2.9ベーシスポイント(bp)低下し4.059%。30年債は1.6低下の4.725%となった。2年債利回りは3bp低下し3.486%だった。
<株式> 続伸して取引を終えた。一連の経済指標を受けて米連邦準備理事会(FRB)が来週の会合で利下げを決定するとの見方が維持された。一方、マイクロソフトが下落し、相場全体の上げを抑制した。
マイクロソフトは一時3%下落。同社が特定の人工知能(AI)製品の売り上げ目標を引き下げたとの報道を嫌気した。多くの営業スタッフが6月末までの会計年度に目標を達成できなかったことが背景にあるとみられる。 その後マイクロソフトが報道を否定したと伝わり、同社株は下げ幅を縮小、2.5%安で取引を終えた。 トランプ政権が次期FRB議長の最終候補者らとの面接を突然中止したとの報道も材料視された。これを受け、積極的な利下げを支持するとみられるハセット国家経済会議(NEC)委員長が次期議長に指名されるとの見方が強まった。
<金先物> 米雇用関連指標の低迷を受けて、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測が強まったことから買われ、反発した。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前日比11.70ドル(0.28%)高の1オンス=4232.50ドル。
<米原油先物> ウクライナ和平実現への期待が後退する中、反発した。米国産標準油種WTIの中心限月1月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.31ドル(0.53%)高の1バレル=58.95ドル。2月物は0.28ドル高の58.66ドルだった。
ドル/円 NY終値 155.24/155.
27
始値 155.41
高値 155.59
安値 155.02
ユーロ/ドル NY終値 1.1670/1.16
73
始値 1.1665
高値 1.1677
安値 1.1655
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 98*11.0 4.7288
0 %
前営業日終値 98*05.0 4.7410
0 %
10年債(指標銘柄) 17時05分 99*15.5 4.0633
0 %
前営業日終値 99*09.0 4.0880
0 %
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*13.2 3.6294
5 %
前営業日終値 99*09.0 3.6590
0 %
2年債(指標銘柄) 17時04分 99*25.2 3.4855
5 %
前営業日終値 99*23.3 3.5160
8 %
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 47882.90 +408.44 +0.86
前営業日終値 47474.46
ナスダック総合 23454.09 +40.42 +0.17
前営業日終値 23413.67
S&P総合500種 6849.72 +20.35 +0.30
前営業日終値 6829.37
COMEX金 2月限 4232.5 +11.7
前営業日終値 4220.8
COMEX銀 3月限 5862.0 ‐8.3
前営業日終値 5870.3
北海ブレント 2月限 62.67 +0.22
前営業日終値 62.45
米WTI先物 1月限 58.95 +0.31
前営業日終値 58.64
CRB商品指数 302.2637 +1.3924
前営業日終値 300.8713
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR