• 2025/12/13 掲載

米クリーブランド連銀総裁、「引き締め的な政策」望む 物価対応必要

ロイター

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Michael S. Derby

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のハマック総裁は12日、現時点での自身の経済見通しを踏まえると、連邦準備理事会(FRB)の金融政策は現行より引き締め的であることが望ましいとの考えを示した。

ハマック氏は、FRBがこれまでに実施した利下げを受け、金利政策は景気を冷ましもせず加熱もさせない「中立金利」に近い水準にあると述べた。同時に、インフレが高止まりしていることに一段と強く対応するために「やや引き締め的なスタンス」を取ることが望ましいと語った。

ハマック総裁は、インフレ圧力は常にビジネス関係者の懸念事項となっているとした上で、高すぎる物価上昇は関税の影響だけに起因するものではないようだと指摘。

インフレが「もう少し長く高止まりするなら、政策の観点から現状を見直す必要があるかもしれない。また労働市場が持ちこたえていると仮定するなら、金融政策が十分に引き締まっていないのかもしれない」と述べた。

その上で「労働市場が一段と軟化すれば、金融政策の適切なバランスを見出すという困難な時期に逆戻りすることになる」と述べた。

FRBは10日までの2日間の日程で開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの利下げを決定。利下げは9月と10月に続き3会合連続だった。ただ、インフレは依然としてやや高止まりしているとし、労働市場と物価情勢を見極めるため利下げを一時停止する可能性を示唆した。

ハマック氏は、来年5月に任期が切れるパウエルFRB議長の後任について、「新議長も2%のインフレ目標に焦点を置くと確信している」との考えも示した。

ハマック氏は来年にFOMCでの投票権を持つメンバーとなる。

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