- 2025/12/15 掲載
午後3時のドルは155円前半、日銀会合前に円買い戻しか
[東京 15日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の155円前半で取引されている。週明けで全般手掛かりに欠ける中、今週19日に日銀金融政策決定会合を控え、持ち高調整的な円買いが先行したという。
ドルは午前の155円後半からじり安が続き、午後には155円前半まで下落。3時過ぎには一時155.03円まで売られた。「目立った手掛かりがない中で、売り地合いが続いた。年末を見据えた持ち高調整や、実需の売買などが影響したようだ」(三菱UFJ信託銀行資金為替部上級調査役の岡田佑介氏)という。
円は対ドル以外でも上昇し、NZドルは90円半ばから89円半ば、ユーロは182円後半から181円後半へ下落した。
NZドルが下げる場面では、ブレマン中銀総裁の発言も話題となった。総裁はこの日、経済状況が予想通りに推移すれば、政策金利はしばらくの間、2.25%の現行水準にとどまる可能性が高いとの見方を示した。市場では利上げ期待が後退したとの指摘が出ていた。
中国不動産開発大手、万科企業が債務不履行に陥るとの懸念が広がり、リスクオフの円買いを誘ったとの見方もあった。同社は今月15日に期限を迎える国内社債の償還を1年延期する案を債権者に提案したが、認められなかった。ただ、この日の中国主要株価指数は小幅な下げにとどまっている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 155.03/155.04 1.1734/1.1735 181.92/181.93
午前9時現在 155.86/155.87 1.1736/1.1738 182.94/182.95
NY午後5時 155.81/155.84 1.1740/1.1741 182.93/182.97
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