- 2025/12/16 掲載
米ボストン連銀総裁、FRB利下げ支持も「ぎりぎりの判断だった」
[15日 ロイター] - 米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は15日、インフレ見通しの変化により先週の米連邦準備理事会(FRB)の利下げを支持する方向に傾いているが、それは微妙な判断だったと述べた。
同総裁は声明で「入手可能な情報から、リスクバランスが若干変化したことを示唆している。インフレがさらに顕著に上昇するシナリオは、やや可能性が低くなっているように思われる」と述べた。
FRBは9─10日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標を0.25%ポイント引き下げ、3.50─3.75%とすると決定した。
同総裁は「政策スタンスは私がやや引き締め的とみている範囲の下限にあるため、インフレ率が委員会の目標である2%に適時に戻るよう、政策をさらに調整する前にインフレ状況をより明確にしたい」と述べた。
ただ、この予想外のハト派的姿勢は、金融政策の新たな見通しには結びつかなかった。
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