- 2025/12/23 掲載
ペルツ氏のトライアンの連合、アクティブ運用ジャナス・ヘンダーソン買収 74億ドル
[22日 ロイター] - アクティビスト(物言う投資家)のネルソン・ペルツ氏のトライアン、ベンチャーキャピタル(VC)ジェネラル・カタリストなどの投資家グループは、アクティブ運用大手ジャナス・ヘンダーソンを74億ドルで買収し非公開化することで合意した。
ジャナス・ヘンダーソンの株主は1株当たり現金49ドルを受け取る。これは最初の買収提案が明らかになる前の取引日10月24日の終値に18%のプレミアムを乗せた水準。
非公開化後も、現最高経営責任者(CEO)のアリ・ディバジ氏が同社を率いる。買収は2026年半ばに完了する予定。
ジャナス・ヘンダーソンは、17年5月にヘンダーソン・グループがジャナス・キャピタルと合併して誕生したアクティブ運用大手。アクティブ運用は、ブラックロックやバンガードなどのインデックス運用との競争で苦戦している。
ペルツ氏はかねて資産運用業界の再編を提唱。トライアンは20年からジャナス・ヘンダーソン株式の取得を開始し、20.6%保有する筆頭株主となっている。ペルツ氏は22年にジャナス・ヘンダーソンの取締役に就任している。
ジャナス・ヘンダーソンの買収には、カタール投資庁や香港のオルタナティブ投資会社サンフンカイ・アンド・カンパニーなども参画した。
ジェネラル・カタリストのヘマント・タネジャCEOは、ジャナス・ヘンダーソンの業務と顧客価値提案を人工知能(AI)を活用して強化し、成長を促進しビジネスを変革する絶好の機会との認識を示した。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR