• 2025/12/30 掲載

午前の日経平均は小幅続落、年末のポジション調整

ロイター

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Hiroko Hamada

[東京 30日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は小幅に続落し、前営業日比61円57銭安の5万0465円35銭となった。前日の米国株安の流れを引き継いで指数寄与度の高い銘柄の一角が下落したほか、年末の休暇を前にポジション調整の売りが出た。ただ、売り一巡後は小幅安でもみ合いが続いた。きょうは取引参加者が少なく、物色の明確な方向感は出にくかった。

日経平均は前営業日比214円安でスタートした後、下げ幅を広げ、前場序盤に一時327円安の5万0198円97銭まで値下がりした。ただ、その後は下げ幅を縮小し、5万0300円を軸に一進一退の展開が継続。朝方マイナスだった一部の値がさ株がプラス転換し、前場引けにかけて日経平均はさらに下げ幅を縮小した。

市場では「一部の銘柄でポジション調整の売りは出ているが、それ以外は投資家も積極的に取引する雰囲気ではなさそうだ」(いちよし証券の投資情報部・銘柄情報課課長、及川敬司氏)との声が聞かれた。

及川氏は「為替の動きも落ち着いており、介入警戒も薄い。後場も小動きとなるのではないか」と話した。足元のドルは156円前半で推移している。

TOPIXは0.11%安の3422.92ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆6336億0200万円だった。東証33業種では、石油・石炭製品、鉱業、銀行など10業種が値上がり。その他製品、証券、商品先物取引、サービスなど21業種は値下がりし、海運、小売は変わらずだった。

個別では、指数寄与度の高いソフトバンクグループが下落。アドバンテスト、ファーストリテイリング、東京エレクトロンは小幅に上昇。任天堂やリクルートホールディングスは下落した。

養命酒製造は14%超高と大幅上昇。同社の買収でKKRが優先交渉権を得たとの一部報道について「非公開化に向けた入札で米系投資会社のKKRに優先交渉件を付与したことは事実」とのコメントを30日に公表し、材料視された。

プライム市場の騰落数は、値上がり518銘柄(32%)に対し、値下がりが1020銘柄(63%)、変わらずが65銘柄(4%)だった。

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