- 2026/01/15 掲載
豊田織の新TOB価格、米ファンドのエリオットが反対 「大幅に過小評価」
[東京 15日 ロイター] - 米ファンドのエリオット・インベストメント・マネジメントは15日、トヨタ不動産などが前日に発表した豊田自動織機の新たな株式公開買い付け(TOB)価格に反対を表明した。「依然として価値を極めて大幅に過小評価している」とし、他の株主にも新たなTOB価格を支持しないよう働きかけていくとした。
アクティビストとして知られるエリオットは、昨年12月10日時点で豊田織の株式を5.01%保有していることが分かっており、引き上げ前のTOB価格は「企業価値を著しく過小評価している」と訴えていた。
エリオットは15日の声明で、豊田織について「市場をけん引する質の高い事業に加え、価値の高い金融資産を保有している」と指摘し、「1株当たり2万5000円超の価値がある」とした。昨年6月のTOB発表以降、トヨタ自動車やその他のトヨタグループ各社に対する豊田織の持ち分の価値が約40%上昇したことや、同社の主要な類似企業の評価が向上したことを反映し、1株当たり5000円超増加していると主張した。
豊田織を巡っては、トヨタグループが非上場化する計画を昨年6月3日に発表。事前に報じられたことから株価がTOB価格の1株1万6300円を上回る水準で推移。海外の投資家などからTOB価格に対する不満や少数株主を軽視しているとの声が出ていた。
トヨタ不動産などは14日、TOB価格を従来の1万6300円から1万8800円に引き上げ、15日から買い付けを始めると発表。市場全体の株高で豊田織が保有するトヨタなどの株式の価値が膨らんだことなどが引き上げの背景としていた。
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