- 2026/01/23 掲載
タイ輸出、12月は予想上回る前年比+16.8% 今年鈍化見通し
Kitiphong Thaichareon Orathai Sriring
[バンコク 23日 ロイター] - タイ商務省は23日、12月の通関済み輸出が前年同月比16.8%増加したと発表した。アナリスト予想を上回った。
ロイター調査による予想は前年比8.74%増、前月は7.1%増だった。
同省は「地政学的緊張が続く中、AI(人工知能)時代に向けた技術更新とサプライチェーン(供給網)多様化に支援され、引き続き電子機器と電気製品が輸出増加の主な原動力となった」と説明した。
2025年通年では前年比12.9%増で、4年ぶりの高い伸びとなった。
同省は今年の輸出について、米関税措置の影響がより明確になり、地政学的緊張が高まる中で世界の貿易体制が調整されつつあるため、緩やかになると予測。また、バーツ高が輸出業者にさらなる圧力を加える可能性があるとした。
貿易政策戦略局長のナンタポン・チラレルスポン氏は記者会見で、今年の輸出見通し「3.1%減─1.1%増」を維持しているとした上で、「基本シナリオでは輸出は1%減少するかもしれない」と述べた。
タイ最大の市場である米国向けの12月輸出は前年比54.3%増、中国向けは4.4%増となった。通年ではそれぞれ32%増、12.6%増だった。
米国は、タイからの輸入品に近隣諸国と同水準の19%の関税を課したが、第三国からのタイ経由の積み替え貨物に対する米関税についてはなお不透明という。
12月の輸入は前年同月比18.8%増で、伸びは予想の15.77%を上回った。貿易赤字は3億5000万ドルとなり、予想の18億ドルを下回った。
バーツは、25年に対ドルで9%上昇した後、今年に入り約1%上昇し、輸出および観光部門の競争力にとって脅威となっている。
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