- 2026/01/29 掲載
演技の世界観、二人三脚で高める=フィギュア坂本選手のメーク指導―コーセー・石井さん
2月6日に開幕するミラノ・コルティナ冬季五輪で、メダルが期待されるフィギュアスケート女子の坂本花織選手(シスメックス)。化粧品大手「コーセー」のメーキャップアーティスト、石井勲さん(48)は、メーク指導を10年にわたって行ってきた。坂本選手は今季限りでの現役引退を表明しており、石井さんは集大成となる五輪の舞台では、二人三脚で作り上げた「衣装や曲の世界観に合わせたメークを見てほしい」と話す。
石井さんは、2006年にコーセーが日本スケート連盟とオフィシャルパートナー契約を結んだことを契機にスポーツメークに関わるようになった。シーズンごとに新プログラムで使う楽曲や衣装を基にメークのデザインを提案。選手がシーズン中に自分でメークできるよう指導も行う。
数多くの選手と関わってきた石井さんだが、中でも高校時代からサポートしてきた坂本選手には特別な思い入れがある。「努力家で、メークに関しても妥協しない」といい、シーズン中も大会直前までメークの仕上がりチェックの相談に乗る。
フィギュアのメークは「(演技の)世界観を高めるための表現力の一つとして非常に大事な要素」と考える。大会直前に坂本さんに写真を送ってもらい、「付けまつげのときには、もっと強く(アイラインを)引いて」と細かくアドバイスを送ることも。メークでも「提案したことを自分ですごく練習し、納得するまで仕上げる」姿勢が印象的だという。
坂本選手の引退に関しては「まだ信じられず、寂しくもあるが、集大成を楽しんでと伝えている」と話す。五輪での注目は、使用曲「愛の賛歌」のイメージに合わせた「『フィンガーウエーブ』という往年の女優のような(クラシックな)雰囲気のヘアセットと、深みのあるメークのバランス」という。本番は新調した大画面のテレビで応援するという石井さん。「メークも演技も完璧に取り組んでほしい」とエールを送る。
【時事通信社】 〔写真説明〕コーセーのメーキャップアーティストの石井勲さん=14日、東京都中央区
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