- 2026/02/03 掲載
米アルミ大手ノベリス、生産全面再開せず 火災でフォードへ供給中断
[デトロイト 2日 ロイター] - 米アルミニウム大手ノベリスは、大規模な工場火災の影響で自動車大手フォード・モーターのピックアップトラック向けアルミ部材の供給が中断し、4カ月以上経過した現在も生産が完全には再開していない。関係者2人が語った。
火災は昨年9月、ノベリスのニューヨーク州の工場で発生した。フォードはこれを受けて2025年の利益見通しを下方修正し、ピックアップトラック「Fシリーズ」の年内の生産台数が最大10万台減少するとの見通しを示した。また、損失コストを最大20億ドルと推計し、その約半分を削減する計画を立てた。
ノベリスは年内に生産を全面再開する見通しを示していたが、11月下旬に再び工場火災が発生し、日程に乱れが生じた。当時フォードは25年のコア利益の見通しに変更はないとしていたが、現時点でノベリスの熱間圧延設備の長期停止がフォードの2025年10─12月期や26年1─3月期の決算にどのような影響を与えるか不明となっている。
フォードの広報担当者は、10日に予定されている25年10─12月期決算発表で最新の状況を説明するとしている。ノベリスの広報担当者は「世界的な工場ネットワークや同業他社などの代替供給源を引き続き活用し、影響を緩和する」とした昨年11月の発表に言及した。フォードの経営幹部によると、同社はノベリスの他の工場からアルミ部材を調達しているという。
アナリストは、フォードのFシリーズが同社の最主力車種で、世界全体の利益の大半を生み出していると推計している。ノベリスは他の自動車メーカーとも取引関係があるが、フォードは主要取引先の一つとなっている。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR