- 2026/03/09 掲載
ブラックロック、融資ファンドの引き出し制限 償還請求急増で
[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米資産運用大手ブラックロックは6日、主力のプライベートクレジット(ノンバンク融資)ファンドで資金の引き出しを制限したと発表した。償還請求が急増したためで、2兆ドル規模のプライベートクレジット業界を巡る投資家の懸念が高まっている。
プライベートクレジットに対する投資家のセンチメントはここ数カ月で悪化しており、個人投資家の間では、ブラックロックの260億ドル規模の「HPSコーポレート・レンディング・ファンド(HLEND)」など富裕層向けに設計されたファンドから資金引き出しを求める動きが強まっている。
HLENDは第1・四半期に純資産価値の約9.3%に相当する12億ドル相当の償還請求を受けた。
ブラックロックは償還の上限である5%に当たる6億2000万ドルを四半期償還の一環として支払うと投資家に通知した。
モーニングスターのシニア株式アナリスト、グレゴリー・ウォーレン氏は「業界と規制当局にとって、個人投資家向けの非流動的なファンドのリスクを示す警告サインになる」と指摘した。
米国で昨年、自動車部品サプライヤーとサブプライム自動車ローン業者が破綻し、先月末には英国の住宅金融会社が破綻したことを受け、融資基準への疑念が高まっている。
米大手投資会社ブラックストーンは今月、傘下のプライベートクレジットファンドの第1・四半期の解約請求額が異例の大きさとなり、解約上限引き上げなどの対応を迫られた。
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