• 2026/03/11 掲載

国内企業物価、2月は前年比2.0%上昇 銅・金など市況高で

ロイター

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Kentaro Sugiyama

[東京 11日 ロイター] - 日銀が11日に発表した2月の企業物価指数(CGPI)速報によると、国内企業物価指数は前年比2.0%上昇した。60カ月連続プラス。銅や金などの市況高により非鉄金属が大幅上昇したほか、農林水産物、飲食料品なども押し上げに寄与した。一方、前月比では0.1%下落し、2025年8月以来6カ月ぶりのマイナスとなった。

ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値は前年比2.1%上昇、前月比0.1%上昇だった。

前年比で最も押し上げに寄与したのは非鉄金属で、前年比32.5%上昇した。銅や金などの市況上昇が影響した。続く農林水産物は同18.5%上昇。集荷業者が農家に支払う概算金が引き上げられたことがコメの値上がりにつながった。飲食料品は同4.6%上昇。引き続き原材料や包装資材などの諸コスト上昇を転嫁する動きが出ている。

全515品目中、前年比で上昇したのは365品目、下落は127品目。差し引きは238品目だった。

<イラン攻撃の影響は3月以降に反映>

前月比で最も押し下げ方向に影響したのは、電力・都市ガス・水道。電気・ガス料金負担軽減支援事業による負担軽減策で事業用電力と都市ガスの価格が下落した。上水道も一部の自治体が減免措置を講じたことで値下がりした。

一方、石油・石炭製品は前月比で押し上げに寄与した。中東地域の地政学リスクの高まりに伴って上昇したドバイ原油市況を反映し、ガソリンや軽油などが値上がりした。

エネルギー関連財の価格上昇を、事業用電力や都市ガスの価格下落がおおむね相殺する形となり、前月比は小幅な下落となった。米国とイスラエルのイラン攻撃の影響は反映されておらず、3月以降の指数に影響が出てくるとみられている。

2月の輸入物価指数(円ベース)は前年比2.8%上昇だった。前月(0.7%上昇)から上昇幅を拡大。2024年7月以来の高い伸びとなった。銅や金など国際商品市況の価格上昇を反映した。

*日銀の発表資料は以下のURLでご覧になれます。

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