- 2026/03/12 掲載
午前の日経平均は反落、原油高を嫌気 下げ渋る場面も
日経平均は反落してスタートし、一時918円安の5万4107円に下げ幅を拡大した。米国産指標油種のWTI先物が1バレル90ドル前半へと再び強含んだことを嫌気し、売りが先行した。時間外取引の米株先物が軟調な値動きとなったことも投資家心理の重しになった。
一方、原油先物の上昇が一服した場面では、押し目買いが入って下げ渋った。国際エネルギー機関(IEA)加盟国が4億バレルの戦略石油備蓄を放出することで合意したと伝わる中、「原油不安を一気に織り込むことがリスクになってきている可能性がある」(内藤証券の田部井美彦投資調査部長)との見方があった。
もっとも、エネルギー輸送の要衝となるホルムズ海峡の事実上の封鎖が続く中では、供給不安は根強くもある。「(日経平均は)年初からは4000円高でもあり、上値を買う材料も見当たらない」(田部井氏)として、当面は上値の重さが意識されそうだという。
中東紛争の長期化が警戒される中、防衛関連はしっかりだった一方、AI(人工知能)半導体関連は総じて弱い。プライベートクレジットを巡る警戒感がくすぶる中、金融株は軟調だった。
TOPIXは1.61%安の3639.24ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は3兆6004億1400万円だった。東証33業種では、値上がりは鉱業とその他製品の2業種、値下がりは不動産や証券、銀行など31業種だった。
任天堂株を売却し業績予想を上方修正した京都フィナンシャルグループは大幅高だった。新作ゲームの出足好調が伝わった任天堂は堅調な地合いを継続した。三菱重工業はしっかり。一方、アドバンテストやソフトバンクグループ、みずほフィナンシャルグループは軟調だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが76銘柄(4%)、値下がりは1496銘柄(93%)、変わらずは22銘柄(1%)だった。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR