- 2026/03/13 掲載
中国の2月新規融資、予想以上に前月から急減 需要低迷続く
Shi Bu Kevin Yao
[北京 13日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)が13日発表したデータに基づくロイターの算出によると、2月の人民元建て新規銀行融資は9000億元(1300億ドル)で、前月の4兆7100億元から急減した。信用需要の低迷が借り入れを抑制し続けており、季節的に堅調だった年明けから大幅に後退した。
アナリスト予想は9790億元、前年同月は1兆0100億元だった。
銀行が年初に融資を前倒しするため、2月は通常、融資が減少する。また、9日間の春節(旧正月)連休も企業活動の低下と融資需要の減少につながった。
融資残高は前年比6.0%増と、1月の6.1%増から減速し、過去最低の伸びとなった。アナリスト予想と一致した。
キャピタル・エコノミクスはレポートで、記録的な融資の低い伸びは家計の借り入れ低迷が主因と指摘。「政府による消費者ローンへの利子補助は、融資需要の促進にほとんど効果がなかった。2月の家計向け融資は前年比わずか0.1%増にとどまった一方、企業向け融資は若干増加しており、最近の人民銀による再貸出金利引き下げが企業需要を支えた可能性を示唆している」との見方を示した。
住宅ローンを含む家計向け融資は、1月に4565億元増加した後、2月には6507億元減少した。一方、企業向け融資は4兆4500億元から1兆4900億元に減少した。
国泰君安国際のチーフエコノミスト、周浩氏は、「インフレ懸念が高まっているため近く預金準備率(RRR)引き下げや利下げが行われる可能性は低くなっており、政策支援は財政面で行われる必要がある」と述べた。
2月のマネーサプライ(M2)は前年比9.0%増となり、アナリスト予想(8.8%増)を上回った。伸び率は前月から変わらなかった。
狭義のM1は5.9%増となり、1月の4.9%増から加速した。
広義の信用指標である社会融資総量(TSF)の残高は8.2%増加し、1月の伸び率から横ばいとなった。
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