- 2026/04/09 掲載
EUの認証変更案、米製大型ピックアップ販売を阻害も=業界団体
[ワシントン 8日 ロイター] - 欧州連合(EU)による車両型式認証(IVA)の変更案により、米国製の大型ピックアップトラックのEUでの販売が阻害される可能性があるとの書簡を、米ゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーター、欧州ステランティスなどでつくる業界団体、米自動車貿易政策評議会(AAPC)がまとめた。変更された場合、フォードの「F―150」、GMのシボレーブランドの「シルバラード」、ステランティスの「ラム1500」などを販売できなくなるようだという。
書簡をロイターが確認した。パズダー駐欧州連合米国大使は英紙フィナンシャル・タイムズに対し、EUのIVA変更案が米国製自動車の一部の欧州販売を妨げる内容になれば、トランプ米政権とEUが昨年8月に合意した貿易協定の精神に反する恐れがあるとの見解を示した。
書簡は貿易協定の一環として米国とEUが非関税障壁の緩和または撤廃、および自動車基準の相互承認に合意したにもかかわらず、EUのIVA変更案は米国製車両の市場アクセスを悪化させると批判。「EUで一般的ではない大型ピックアップトラックの車種に対する需要が高まるのに伴い、これらの車両に対するIVAプログラムがより頻繁に活用されるようになっている」とした上で、安全・環境保護団体が「『米国流』大型ピックアップトラックが欧州で販売できるようにする、いわゆる『抜け穴』を解消するよう」EUに圧力をかけていると反発した。
欧州の環境保護団体「トランスポート・アンド・エンバイロメント(T&E)」によると、2024年にEU域内で販売された米国製の大型ピックアップトラックとSUV(スポーツタイプ多目的車)は計7000台に上った。T&Eはより多くの米国製のSUVやピックアップトラックが「はるかに低い安全基準や大気汚染基準で販売されることは、全てのEU市民に対する背信行為だ」と訴えている。
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