• 2026/04/09 掲載

イオン、27年2月期純利益は730億円見込む 市場予想下回る

ロイター

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Ritsuko Shimizu

[東京 9日 ロイター] - イオンは9日、2027年2月期の連結純利益が前年比0.4%増の730億円になるとの見通しを発表した。2025年12月に経営統合したツルハホールディングスとウエルシアホールディングスによる「ライフストア」構想を推進し、ヘルス&ウエルネス事業の拡大を図る。

IBESがまとめたアナリスト7人のコンセンサス予想平均値は871億円で、会社予想はこれを下回った。

営業利益は同25.7%増の3400億円を見込む。年間配当予想は15円(株式会社化100年の記念配当1円を含む)とした。

今期は、食品分野の競争力強化により小売事業の成長を図るとともに、収益性の改善に重点的に取り組む。ツルハとウエルシアの統合により、調達、商品開発、人材、データ活用等の分野でグループシナジーの創出を本格化させる。2026年度よりグループ通算制度を導入し、税務面での最適化も進める。

2026年2月期通期の連結純利益は同2.6倍の726億円で会社予想の600億円─700億円を上回って着地した。事業構造改革による店舗の減損759億円を特別損失に計上したものの、ツルハの連結子会社化により生じた段階取得に係る差益690億円で吸収した。

営業収益は同5.7%増の10兆7153億円、営業利益は同13.8%増の2704億円となり、いずれも過去最高を更新した。

節約志向の高まりに対応するプライベートブランドは前期比10%伸長し、増収・粗利増に貢献した。

中東情勢の緊迫化の影響について、吉田昭夫社長は会見で「電気代への反映がコスト面では一番重く出てくる」と指摘。消費への影響については「客数や売上げが落ちているという現象は今のところない」と語り、家庭で電力などの使用を抑えるために店舗を訪れる消費者が増えるなどプラス面も見ていく必要があると指摘した。

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