- 2026/04/09 掲載
グレンコアと台湾CPC、中東産原油積み込みへタンカー手配 停戦受け
[シンガポール/台北 9日 ロイター] - 米国とイランによる2週間の停戦合意を受け、台湾公営の石油精製会社、台湾中油(CPC)と資源商社グレンコアが中東産原油をアジアに輸送するためタンカーをチャーターしたことが分かった。また、少なくとも2隻の中国船がペルシャ湾から出るためホルムズ海峡に向かっている。
台湾の?明?・経済部長(経済相)は9日、CPCが約200万バレルの原油を輸送するためペルシャ湾でタンカー1隻を手配したと記者団に述べた。
「今後2週間ほどで航行が可能であれば(台湾に)運ぶことができる」とし、「台湾が1日平均約15万バレルを消費することを考慮すると、さらに半月分かそれ以上の供給を確保できる。現状の緩和に役立つだろう」と述べた。
海運筋やLSEGのデータによると、グレンコアは200万バレルの原油を積載可能な大型原油タンカー(VLCC)をチャーターした。チャーター料金は運賃算定に用いられる業界指標「ワールドスケール」でW580、滞船料は1日当たり58万ドルという。
LSEGのデータによると、同航路のVLCCスポット運賃は、紛争開始前2月27日のW230から2倍以上に跳ね上がっている。
一方、ペルシャ湾内のタンカーは同海域から出る準備をしている。LSEGのデータによると、中国船籍のVLCC2隻はホルムズ海峡に向けてバラスト水を積んで航行している。
また、8日夜から9日朝にかけて複数のタンカーがアラブ首長国連邦(UAE)のジルク港に寄港し、上部ザクム原油を積み込んだ。
それでも荷主の懸念は続いており、複数の大手海運会社は8日、イランがホルムズ海峡を航行しようとする船舶に新たな警告を発したことを受け、海峡通過を再開する前に、米イラン停戦の条件についてより明確な情報が必要との考えを示した。
一方、イランの通信社ISNAは9日朝、ホルムズ海峡を通過する船舶が機雷を回避できるよう、イスラム革命防衛隊(IRGC)海軍が代替航路を示す地図を公開したと伝えた。
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