- 2026/04/13 掲載
幼児食、少子化でも新商品続々=共働き世帯、時短需要を捉え
幼児向けの弁当用冷凍おかずセットや、保育園でのおかずの無人販売サービスなど、1~6歳頃までの幼児食を手軽に用意できる商品やサービスを、食品メーカーが相次ぎ投入している。少子化で子どもの数自体は減っているが、共働き世帯の増加で食事の準備は短時間で済ませたいというニーズが高まっていることに対応。時短といえども、彩りや栄養バランスに配慮した商品が人気だ。
「想定を上回る反応だ」。味の素は3月、事業化を視野に幼児向けの冷凍おかずセット「Pitamo(ピタモ)」をオンラインで試験販売。1個当たり送料込みで約680円の商品は、準備した1200個が即日完売したといい、開発担当者は手応えを示す。弁当箱に詰める手間を省くことに着目して開発。弁当箱メーカーなどと協力し、既定のサイズにぴったりはまる容器入りとした。
弁当は友だちらの目も気になるため、栄養バランスとともに、彩りなども重視した。共働き家庭を中心に「お金で時間を買う意識で、子どもと向き合う時間を増やしたいという価値観がある」(同)という。
ハウス食品グループ本社は、保育園でハンバーグなどのレトルト総菜を無人販売するサービス「タスミィ」の事業化を進める。子どもの送迎のついでに買って帰れる手軽さが特長で、親と子どもの2人前のセットで価格は540円前後だ。2023年から実証を開始し、約130施設が導入。施設側の負担軽減のため、QRコードなどによる決済システムをハウス食品側が用意するプランも導入した。
利用者は「子どもとスーパーに行くと、買い物に2、3倍の時間がかかる。保育園で買えるのはありがたい。温め時間も短く、家に帰ってすぐに食べさせられる」と話す。
江崎グリコは昨年9月、1~3歳頃向けの冷凍食ブランド「cotote(コトテ)」を立ち上げた。成長段階に合わせて食材の硬さやサイズを調整して全部で14種のメニューを用意。1食当たり約840円のセットを宅配する。開発者は「冷凍はレトルトよりも素材の食感や味を生かしやすい。子どもにいろいろな味を知ってもらえる」と、「食育」の観点も強調した。
【時事通信社】 〔写真説明〕味の素が試験販売した幼児向けの弁当用冷凍おかずセット「Pitamo」と開発者=東京都中央区 〔写真説明〕ハウス食品グループ本社が提供する保育園でのレトルト総菜の無人販売サービス「タスミィ」(同社提供)
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