- 2020/07/31 掲載
中国製造業PMI、7月は51.1に上昇 洪水やコロナ禍でも改善加速
中国で洪水被害が発生、世界各地では新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、予想外の上昇となった。ロイターが集計したアナリスト予想は50.7だった。
新規輸出受注は減少が続いたが、前月よりも落ち込みは縮小した。雇用指数も50を引き続き下回ったが、前月からは改善した。
生産指数は4カ月ぶりの高水準を付けた。
中国では貿易統計や生産者物価などの各種統計で製造業の回復が示されている。[nL3N2EL13S][nL4N2EG0SC]
ただ、アナリストは、新型コロナ対策の封鎖措置で抑制されていた需要の表面化が一巡し、その一方で広い地域の経済活動が洪水被害を受けているため、製造業が回復の勢いを維持するのは難しくなる可能性があると指摘する。
また、世界的なコロナ感染再拡大を背景とするている需要の低迷で、中国国内の工場はフル稼働に戻せない状況が続いている。
野村のアナリストは「中国政府は今年いっぱい、緩和姿勢を維持するだろう。景気は完全な回復にはほど遠く、不透明感が強いからだ」とした。
*内容を追加します
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