- 2025/06/29 掲載
オープンAI、グーグル半導体を使用 初の非エヌビディア製か
オープンAIは米エヌビディアの画像処理半導体(GPU)の有数の買い手で、AIの学習や推論コンピューティングに使用している。
ロイターは今月、オープンAIが必要な計算能力の増加に対応するため、グーグルのクラウドサービスを活用する計画だと報じた。
グーグルは社内利用に限られていた自社開発の半導体「テンソル・プロセッシング・ユニット(TPU)」の外部提供拡大を進めている。
この件を先に報じた米メディア「ジ・インフォメーション」によると、オープンAIがエヌビディア製以外の半導体を本格的に使用したのは初めてとみられ、支援者であるマイクロソフトのデータセンターへの依存から脱却しようとしていることを示唆している。TPUはエヌビディア製GPUの安価な代替品として台頭する可能性があるという。
また同メディアによると、オープンAIはグーグルクラウドを通じて借りているTPUが推論コストの引き下げにつながることを期待している。ただ、グーグルは最も高性能のTPUは競合他社に貸し出していないという。
グーグルはコメントを控えた。オープンAIはコメント要請に応じていない。
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