- 2020/08/28 掲載
中国平安保険、上期は大幅減益 新型コロナで
新型コロナウイルスの流行で新規の保険販売が低迷した。ロイターの算出によると、上期としては少なくとも2008年以降で最大の減益となった。
上期の純利益は686億8000万元(99億8000万ドル)。前年同期は976億8000万元だった。
同社は「今年はこれまでのところ、複雑かつ急速に変化するマクロ環境、新型コロナ感染症の劇的な影響、極めて不安定なグローバル市場といった厳しい情勢に見舞われている」と表明した。
ただ、新型コロナ対策の一環で導入された移動制限は、自動車保険の請求にプラスの影響を及ぼしたという。
平安保険の上期の総保険料収入は前年同期比0.2%減の4455億元。個人顧客は年初から4.6%増え、2億1000万人となった。
投資利益は16.7%減の782億1000万元。年率利回りは1.1%ポイント低下した。「資本市場が前年比で大きく変動」したことが原因という。
銀行部門の上期決算は前年同期比で11.2%の減益。貸倒引当金を積み増した。
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