- 2020/08/28 掲載
日本車8社の7月世界生産14%減、減少率縮小で回復傾向
8社を合わせた国内生産台数は21%減の67万4057台。7月もコロナの影響で一部では生産調整が続いたメーカーもあったが、順次通常時の操業に戻りつつある工場が増えており、減少率は6月の36.4%減からは改善した。
トヨタ自動車<7203.T>の世界生産は約10%減の69万1091台だった。コロナの影響で7カ月連続で減少したものの、想定を上回るペースで需要が改善している。中国が前月の2割超の伸びをさらに上回る31.3%増となったほか、米国も19%増と5カ月ぶりにプラスに転じた。2004年以降で減少率が最も大きく落ち込んだ5月(54.4%減)を底に、トヨタは今後も回復へ向かう見込み。
ホンダ<7267.T>の世界生産は1.4%減の42万3426台で、減少率は6月の11.7%減から大きく縮小した。一方、海外生産は4.3%増、特に中国は3割近く伸び、海外・中国いずれも7月として過去最高の生産台数を記録した。
その他のメーカー各社の世界生産は、SUBARU<7270.T>が8万5603台で、16台増とわずかながら前年同月を5カ月ぶりに上回った。海外生産も4.3%増と2カ月ぶりのプラスとなり、世界生産とともに7月として過去最高だった。
世界生産ではさらに、ダイハツ工業が26.5%減ったほか、日産自動車<7201.T>が18.9%減、マツダ<7261.T>が19.6%減といずれも2割近く減少した。主力市場インドでの感染拡大の影響を受けているスズキ<7269.T>は10.4%減。三菱自動車<7211.T>は62%減と大きく落ち込んだ。国内で約7割、海外で6割近く減らした。
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