• 2020/09/01 掲載

フィリップス、米厚生省が人工呼吸器の発注撤回 利益予想を修正

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[アムステルダム 31日 ロイター] - オランダの医療機器・ヘルスケア大手フィリップスは31日、米厚生省が人工呼吸器4万3000台の発注の大半をキャンセルしたと発表した。同社はこれに伴い2020年の利益予想を下方修正した。

米下院小委員会は7月、米政府がフィリップスに対し少なくとも5億ドルの過剰な代金を払っていたとの報告書をまとめた。同社は過剰請求疑惑を否定している。

米政府は、新型コロナウイルス感染症の流行を受け、人工呼吸器の戦略的国家備蓄を18万7000台増やすため、フィリップスなど複数の企業と契約を締結していた。

フィリップスは需要急増に対応するため、ペンシルベニア州とカリフォルニア州で生産能力を増強していた。

同社は31日、米厚生省に納入する人工呼吸器は1万2300台にとどまると表明。残り3万0700台については、他の納入先が見つかるとの見通しを示した。

フィリップス株は0.6%下落。年初から4.3%値下がりしている。

同社のフランス・ファンホーテン最高経営責任者(CEO)は「下半期は、第3・四半期以降、成長が回復し、利益率が改善すると引き続き予想している」と表明した。

同社は7月、医療機器の受注急増を受けて、今年の利払い・税・償却前利益(EBITDA、調整後)マージンが改善すると予測していたが、31日にこの予想を修正。調整後EBITDAマージンが前年とほぼ同水準となり、比較可能な売上高は小幅な伸びになるとの見通しを示した。

4-6月期のコア利益は約25%減の4億1800万ユーロ(4億9725万ドル)。売上高は6%減の44億ユーロだった。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます