- 2020/09/23 掲載
ダウ509ドル安、欧州ロックダウン再導入や刺激策の遅延に懸念
ルース・ギンズバーグ最高裁判事の死去も、追加の景気刺激策が11月3日の大統領選前に成立する見通しを後退させた。
ダウ平均は一時900ドル下落し、投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(恐怖指数)<.VIX>は約2週間ぶりの水準に急上昇。S&P総合500種<.SPX>は今月2日に付けた最高値から約9%後退した。
アメリプライズのチーフ市場ストラテジスト、デービッド・ジョイ氏は、経済への懸念が相場の最大の重しとし、「経済動向に敏感な業種が最も大きな影響を受けている」とし、政府と議会は刺激策第4弾に近づいていないようだと述べた。
ヘルスケア株は医療保険制度改革法(オバマケア)の先行きを巡る不透明感の高まりで圧迫され、ユニバーサル・ヘルス・サービス
ギンズバーグ判事の死去により、11月に開かれるオバマケアの合憲性を問う審理では合憲と違憲の票が半々に割れる可能性があると、みずほなどは指摘している。
QMAのポートフォリオマネジャー兼マネジングディレクター、エド・キャンベル氏は、「選挙前に刺激策法案を可決するという考えは隠れてしまったようだ」などと語った。
前週の下落とは対照的に、工業株<.SPLRCI>やエネルギー株<.SPNY>、金融株<.SPSY>が大幅に下落。一方、情報技術株<.SPLRCT>は上昇した。
英国などが全国的なロックダウンの可能性を示唆したことで、航空、ホテル、クルーズ船会社などが下落。
一方、ナスダック銘柄ではズーム・ビデオ・コミュニケーションズ
JPモルガン・チェース
米電動トラックメーカーのニコラ
ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を5.94対1の比率で上回った。ナスダックも4.25対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は106億2000万株だった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 27147.70 -509.72 -1.84 27484.7 27484. 26715. <.DJI>
1 71 15
前営業日終値 27657.42
ナスダック総合 10778.80 -14.48 -0.13 10610.1 10782. 10519. <.IXIC>
4 74 49
前営業日終値 10793.28
S&P総合500種 3281.06 -38.41 -1.16 3285.57 3285.5 3229.1 <.SPX>
7 0
前営業日終値 3319.47
ダウ輸送株20種 11129.51 -302.41 -2.65 <.DJT>
ダウ公共株15種 793.72 -4.23 -0.53 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 2154.28 -6.69 -0.31 <.SOX>
VIX指数 27.78 +1.95 +7.55 <.VIX>
S&P一般消費財 1156.13 -12.87 -1.10 <.SPLRCD>
S&P素材 397.92 -14.03 -3.41 <.SPLRCM>
S&P工業 641.33 -22.45 -3.38 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 646.37 -4.34 -0.67 <.SPLRCS>
S&P金融 398.24 -10.19 -2.49 <.SPSY>
S&P不動産 214.06 -6.02 -2.73 <.SPLRCR>
S&Pエネルギー 242.45 -8.20 -3.27 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 1203.72 -22.62 -1.84 <.SPXHC>
S&P通信サービス 190.89 -2.30 -1.19 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1978.14 +14.86 +0.76 <.SPLRCT>
S&P公益事業 293.25 -1.71 -0.58 <.SPLRCU>
NYSE出来高 12.88億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 22855 - 365 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 22810 - 410 大阪比 <0#NIY:>
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