• 2020/10/18 掲載

巣ごもり需要で冷凍食品が進化=専門家監修の味や高級素材も

時事通信社

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テレワークの普及や巣ごもり消費など、新型コロナウイルスの影響により自宅での食事の頻度が高まっていることを受け、水産加工メーカー各社が味や品質を高めた冷凍食品などの開発に力を入れている。高級素材の採用や専門家監修のこだわりの一品などが目白押し。食卓でも一味違うおいしさが楽しめそうだ。

日本水産はこの秋、食のプロフェッショナル養成校として知られる服部栄養専門学校(東京)が監修した家庭用冷凍食品「今日のおかず」シリーズを開発。魚介のだしなど味付けにこだわった「ひじきの煮つけ」「きんぴらごぼう」といった商品が、冷凍食品売り場で人気を集めている。水産物、総菜売り場向けには小口にパックした「出汁香る!イカと里芋の煮物」や「殻ごと食べるレンジガーリックシュリンプ」なども投入。いずれも電子レンジなどでの簡単な調理で「本格的な味を家庭でも手軽に楽しめる」(開発担当者)のが売りだ。

すしねたに強みを持つ極洋は、外食店の持ち帰りメニューやデリバリー店向けに、海鮮丼などで使いやすい業務用マグロ商品を販売している。高級すし店も使う脂乗りや身質が良い1匹100キロ以上の大型クロマグロのトロ部分を炭火であぶって味付けした「炭火炙り本鮪漬けトロ」と、自社の船が漁獲した鮮度の高いキハダマグロを使った「マグロ漬け丼の具」の2品。スーパーなどにも販売されており、調理やリパックされて、持ち帰りずし売り場や刺し身売り場に並ぶという。

マルハニチロは揚げ物の味や食感にこだわる日本唐揚協会(東京)監修の「海から揚 白身魚のから揚げ」「同 いかのから揚げ」を新商品として売り込んでいる。吟味された塩やコショウを使っており「おかずだけでなく、酒のつまみにも最適」(商品担当者)と話す。

同社は冷凍食品以外でも、ノドグロと呼ばれる高級魚のアカムツを原料にした「山陰産のどぐろを使ったお魚ハンバーグ」を開発。素材の持つ「上品なうま味とジューシーな脂乗りが楽しめる」(同)とアピールする。原料は高価だが、製品の希望小売価格は140グラムで200円と「お手頃」に抑えており、一度は試す価値がありそうだ。

【時事通信社】 〔写真説明〕巣ごもり需要などに応えて味や品質を高めた水産加工メーカーの新商品=14日、東京都江東区 〔写真説明〕業務用冷凍食品として極洋が販売する「炭火炙り本鮪漬けトロ」の調理サンプル写真(同社提供)

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