- 2020/11/20 掲載
20日の日経平均は続落、手掛かり材料難で見送りムードに
日経平均<.N225>
終値 25527.37 -106.97
寄り付き 25486.83
安値/高値 25425.59─25555.37
TOPIX<.TOPX>
終値 1727.39 +0.98
寄り付き 1721.39
安値/高値 1717.16─1727.39
東証出来高(万株) 108896
東証売買代金(億円) 22165.35
東京株式市場で日経平均は続落。手掛かり材料難となっていることに加え、明日からの3連休を控え、見送りムードが支配した。新型コロナウイルスの国内感染者数が増加傾向にあることも株価の重しとなっている。騰落数は値上がり銘柄の方が多く、TOPIXは小幅高で終了。好決算銘柄を中心に押し目買いの意欲は強い。
19日の米国株式市場は反発。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休業措置や解雇を巡る懸念が高まる中、追加のコロナ経済対策への期待から、取引終盤に投資家心理が上向いた。米民主党上院トップのシューマー院内総務はこの日、共和党上院トップのマコネル院内総務が追加経済対策法案を巡る協議再開に合意したと述べた。
一方、ムニューシン米財務長官が連邦準備理事会(FRB)に対し、3月の新型コロナウイルス支援・救済・経済保障法(CARES法)に基づいて割り当てた資金のうち、未使用分を政府に返却するよう要請したとの報道が不透明材料として注目された。
これらを受けた日本株の動きは、直近の軟調な地合いを引き継ぐ格好で売り優勢でスタート。ただ、その後は3連休を前に売り買いともに手控えられ、日経平均は安値圏で一進一退の展開となった。
市場関係者によると「連休中の欧米市場の動向や経済指標を見極めたいとのムードがあり、全体的に模様眺めとなっている」(SBI証券・投資情報部アドバイザーの雨宮京子氏)という。
TOPIXは0.06%高と小じっかり。東証33業種では、鉄鋼、ゴム製品などが上昇し、保険業、空運業、パルプ・紙などが高い。東証1部の売買代金は、2兆2165億3500万円だった。
個別では、トヨタ自動車<7203.T>、東京エレクトロン <8035.T>、日本製鉄<5401.T>などが堅調だったものの、ソニー<6758.T>、ダイキン工業<6367.T>、指数寄与度が大きいファーストリテイリング<9983.T>などがさえない。
東証1部の騰落数は、値上がり1296銘柄に対し、値下がりが788銘柄、変わらずが93銘柄だった。
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