[オタワ 26日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のマックレム総裁は26日、新型コロナウイルスワクチンに関する最近のニュースは有望だが、感染者数は引き続き増加しており、国内経済の回復は厳しいものになるとの見方を改めて示した。
下院財政委員会で、カナダ中銀は10月末に広範なワクチン利用は2022年半ばまで難しいとの見方を示していたが、最近のワクチンに関するニュースには勇気づけられると指摘。「ただ、コロナ感染者数は増加し続け、封じ込め措置は強化されている」とし、カナダ経済は23年まで潜在成長率を下回るだろうとした。
また、インフレ率が中銀目標の2%に戻るまでは、最低水準の政策金利を維持すると述べた。