- 2020/12/01 掲載
三菱ケミカル、シリコーンゴムフィルム「珪樹」高耐熱グレードを開発
≪珪樹(TM)≫は、当社独自の加工技術により生まれたフィルム状のシリコーンゴムで、薄膜かつ膜厚精度が高いという特徴を有します。加えてポリエステルフィルムをはじめ異種材料との積層や表面加工が可能であり、産業機器向け部材や工程部材として長年にわたりお客様に評価いただいております。
今回開発した高耐熱グレードは、近年の各種電子機器の小型集積化や熱マネジメントの要求に伴い、高温プロセスを検討されているお客様のニーズに対応した新グレードです。耐熱性を高めたシリコーンゴムと耐熱基材の2層構造であり、総厚 50~500μmの極薄ながら300℃環境下で繰り返し使用することができます。シリコーンゴムの特徴である緩衝性、離型性は活かしつつ、耐熱基材を有することにより、ハンドリング性の向上や応力下の横ずれ防止効果が期待でき、従来グレード同様にお客様のご要望に応じて厚さやゴム硬度の調整も対応可能です。
当社は今後も、ますます多様化・高度化するお客様のニーズに応じるべく、シリコーンゴムフィルム≪珪樹(TM)≫の研究開発を一層推進し、ラインナップの拡充に努めてまいります。
関連コンテンツ
PR
PR
PR