- 2020/12/02 掲載
FRB、積極的な刺激策の時期でない=サンフランシスコ連銀総裁
アリゾナ州立大学主催のオンライン昼食会で「インフレ率が数カ月間、2%超に到達したからといって勝利宣言をすることはできない。物価の安定を完全に達成するためには、インフレ率が持続して穏やかに目標を上回る必要がある。それからでなければ雇用も完全とはならない」と述べた。
その上で「コロナ禍からの完全かつ本格的な回復には時間がかかる見通し」だが、「回復が段階的であっても、FRBは確約をもって物価を持続的に目標に導くことが可能」とした。
また、経済は向こう数カ月間、減速する公算が大きいものの、FRBが積極的に景気刺激策を打ち出す時期には至っておらず、現在の政策は「良好」と明言。FRBが月額1200億ドルの資産買い取りプログラムにおいて、長期債の買い取りを増やす可能性はあるが、「FRBの方向性に加え、金融市場をあるべき場所に導くためにFRBが何か違うことを行う必要性を巡って、市場が誤解しているような兆候は見られない」とした。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR