[2日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は2日、米経済は最近までは予想よりも力強く回復していたものの、全国的に新型コロナウイルス感染拡大の歯止めがかからない中、多くの家計の支えになってきた政府の財政支援策が期限を迎え、経済成長は鈍化しつつあるとの認識を示した。
ウィリアムズ総裁はニューヨーク連銀が主催したオンラインイベントで「米国はなお深刻なりセッション(景気後退)から脱却できていない」とし、新型ウイルス感染拡大第2波のほか、政府の財政支援策の縮小もしくは期限切れの影響がどの程度大きいのか、見極める必要があるとの考えを示した。
来年の経済情勢については、新型ウイルスワクチンが広範に普及する時期次第になるとした。