- 2020/12/07 掲載
シノバックに中国生物製薬が出資、ワクチン生産拡大を後押し
[上海 7日 ロイター] - 中国生物製薬は7日、新型コロナウイルスワクチンを開発中のシノバック・バイオテック(科興控股生物技術)に5億1500万ドルを出資すると発表した。
シノバックは出資について、ワクチン生産能力を2倍に拡大する取り組みを後押しすると表明した。
シノバックは発表文で、年間3億回分のワクチンを生産できるとの見通しを示した上で、年内に2カ所目の生産設備の建設を完了し、年産能力を6億回分に引き上げることを目指すとした。
中国生物製薬はシノバックの株式15.03%を取得する。
シノバックはこれまで、試験段階のワクチン「CoronaVac」について、インドネシア、トルコ、ブラジル、チリを含む複数の国と供給契約を締結。フィリピンとも協議を進めている。
ブラジルでCoronaVacの第3相臨床試験を行っている同国のブタンタン研究所バイオメディカルセンターは先週、シノバックが15日までに臨床試験に伴う有効性結果を公表する見通しだと発表した。
*内容を追加しました。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR