- 2020/12/15 掲載
中国小売売上高、伸び加速=主要指標そろって改善―11月
【北京時事】中国国家統計局が15日発表した11月の小売売上高は前年同月比5.0%増となり、伸び率は前月から0.7ポイント加速した。新型コロナウイルスの感染抑制を背景に主要指標はそろって改善し、中国経済の回復を裏付けた。
小売売上高は、消費の柱である自動車が11.8%増。5カ月連続で2桁の伸びを記録し、全体をけん引した。11月11日の「独身の日」に合わせた通販サイトのセールもあり、化粧品やスマートフォンなど通信機器も大幅に伸びた。一方、飲食業は0.6%減と再びマイナスに転じた。
統計局の付凌暉報道官は記者会見で「回復が続いている」と強調しつつも、「世界経済の回復は厳しく、不安定さと不確実さが増している」と懸念を示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕中国・北京のショッピングモール=11月16日(EPA時事)
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