- 2020/12/16 掲載
JR西日本、みどりの窓口7割削減=17府県240駅、省力化急ぐ―30年度末
JR西日本は16日、JR全社路線の乗車券や特急券などを取り扱う「みどりの窓口」を2030年度末までに7割程度削減すると発表した。JR西は19年度以降、対面での窓口業務に準じた「みどりの券売機プラス」の設置を拡充。新型コロナウイルスの影響も踏まえて省力化対応を急ぐとともに人件費を圧縮する。
大阪、兵庫、岡山、広島、鳥取など17府県の約340駅にある営業窓口のうち、30年度末までに約240の駅窓口を閉鎖する。券売機からオペレーターと直接やりとりができる「プラス」は、今後10年間で2倍の約200駅に拡充。省力化などを通じて22年度末までに少なくとも駅係員400人に必要な人件費約15億円を減らす。
JR西は、平日朝の混雑時間帯を避けて乗車すれば、交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」ポイントを付与するサービスを始めることも発表。来年春から1年間で、イコカ定期券保有者に限定する。
【時事通信社】 〔写真説明〕JR西日本が設置を進める「みどりの券売機プラス」(同社提供)
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