- 2020/12/17 掲載
米株はナスダック最高値、経済対策期待やFOMC声明で
米連邦準備理事会(FRB)はこの日公表したFOMC声明で、政策金利をゼロ近辺に維持すると改めて表明。新型コロナワクチンの接種開始を受けて政策当局者の来年の見通しは改善したが、景気後退に対応するために将来にわたって金融市場に対する流動性供給を維持すると確約した。
チェリー・レーン・インベストメンツのパートナー、リック・メクラー氏は、FOMC後に株価がやや上昇したと指摘し「ここまで値上がりした状況でも、長期にわたる低金利が引き続き株価を支えるという投資家の信頼感を反映している可能性が高い」と語った。
コロナ下での消費者の行動変化による恩恵を受けてきたテクノロジー株が買われ、ナスダックは過去最高値を更新。マイクロソフトは2.4%高となった。
コロナ経済対策を巡っては、米議会指導部が9000億ドル規模の法案で合意に近づいていることが議員や議員側近の話で分かった。国民1人当たり600─700ドルを支給する案のほか、失業給付拡充の延長などが盛り込まれており、向こう24時間以内に採決が開始される可能性がある。
米商務省が発表した11月の小売売上高は前月比1.1%減と、2カ月連続でマイナスとなった。コロナ感染拡大や所得の減少が重しとなり、市場予想の0.3%減を超える落ち込みだった。
アルファベットは0.2%安。テキサス州など10州が、オンライン広告事業を巡り反トラスト法違反で同社傘下のグーグルを提訴した。
ツイッターは、JPモルガンが投資判断を「オーバーウエート」に引き上げたことを好感して2.3%高となった。
米取引所の合算出来高は99億株。過去20営業日の平均は114億株。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.01対1の比率で上回った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 30154.54 -44.77 -0.15 30191.38 30236.03 30080.11
前営業日終値 30199.31
ナスダック総合 12658.19 +63.13 +0.50 12611.04 12687.32 12566.38
前営業日終値 12595.06
S&P総合500種 3701.17 +6.55 +0.18 3696.25 3711.27 3688.57
前営業日終値 3694.62
ダウ輸送株20種 12497.95 +11.77 +0.09
ダウ公共株15種 859.59 -11.95 -1.37
フィラデルフィア半導体 2773.42 -1.37 -0.05
VIX指数 22.50 -0.39 -1.70
S&P一般消費財 1292.53 +13.70 +1.07
S&P素材 445.16 -1.37 -0.31
S&P工業 743.97 -4.60 -0.61
S&P主要消費財 690.32 +0.83 +0.12
S&P金融 474.19 +0.57 +0.12
S&P不動産 226.06 +0.03 +0.01
S&Pエネルギー 300.04 -1.19 -0.40
S&Pヘルスケア 1297.69 -4.35 -0.33
S&P通信サービス 221.16 -0.39 -0.17
S&P情報技術 2243.06 +16.52 +0.74
S&P公益事業 314.92 -3.65 -1.15
NYSE出来高 9.95億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 26790 + 120 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 26755 + 85 大阪比
(S&Pセクター別指数は関連コンテンツでご覧ください; リフィニティブデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります)
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