- 2020/12/17 掲載
英国は財政赤字の削減必要、新たなショックや金利上昇も=財務相
スナク氏はスペクテイター誌のインタビューで、将来に向けて構造的な赤字を続け債務を増やすことは、今後起きるショックに対処するために必要な強靭さを実現することにはならないと指摘。
この10年間で2度のショックが発生したとし「次のショックがどのようなものになるか誰にも分からない」と語った。
今年度の英国の政府借入金は4000億ポンド(5430億ドル)と対国内総生産(GDP)比約20%に達し、金融危機時の2倍となる見込み。公的債務は2兆ポンド超とGDPの100%以上となり、1960年代以来の高水準を記録した。
スナク氏は10年債利回りが現在の0.3%から1%に戻る可能性があるとの見方を示した。
「今後1年間のインフレリスクを考慮している賢明な投資家が多くいる」と述べ、政府の債務が高水準のため、小さな変化でも大きな影響をもたらすと指摘した。
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